高梁HC吹屋ふるさと村大会【レース編 2】

皆さん、こんばんは。

高梁HC吹屋ふるさと村大会報告の第二弾です。


コースは試走を2回したので、大体のコース状況は覚えてます。
・・・いえ、覚えていたはずです。

だけど、今どこを走っているのか解らなくなってます。???
たしか、もう少しで中間地点のお店があるはずなんだけど・・・。
その先は下りが待ってるはず・・・。
「あれっ?こんなカーブがあったっけ?」etc
多分、試走とあまりにも違う環境といっぱいいっぱいの自分の中で思考能力が低下していたんでしょう。
心臓から押し出された血液は極限状態で酷使している筋肉への供給に優先され、脳に回ってくる余力が無かったのかも知れません。

私の悪い癖は、苦しくなると俯いてしまう事。延々に続く坂を見るのが嫌になるのです。
前傾姿勢を深くしてハンドル越しに前輪のすぐ前を流れていく路側帯の白線を見つめます。
時折、顔を上げてコースの先を確認するのが精一杯です。
でも周りの状況に流されず自分のペースを取り戻すためにどうすればいいのか考えた時、この方法しか思いつかなかったのが正直なところです。
この間に必死にやってたことは、兎に角180台に上がってしまった心拍数を落とす事。
ペダルを漕ぐこと以外に無駄な力を入れず大きく深い呼吸を繰り返します。

そして170台に落ちた時、初めて後方からの「ハァハァ」という息遣いが耳に入りました。
振り返る事はできなかったけど、私にピッタリ付いてくる誰かがいる。
そして彼も私と同じように苦しんでいる。いや、彼だけではない。
ここを走っている誰しもが苦しんで、もがいて、それでも誰一人としてペダルを止めようとしない。
私をあっという間に追い抜いて行ってしまった人達も苦しいはずだ。

息遣いが聞こえた辺りから坂は緩やかになりました。
まるで「おい、いっちょ走ってみろよ」と言ってるみたいだった。
後方の息遣いの主は、まだすぐ後ろに付いてます。
私は「勝負」と心で呟き、ギヤを「カン、カン」と上げ前傾姿勢のまま踏み込みました。

一気にスパートできる力が残っている訳ではありませんが徐々にスピードを上げていきます。
後方の主も、私のスパートに続くようです。

沿道ではプロ仕様のカメラで写真を撮っている方も多く、そのレンズが向けられた角度で私の後方に何人くらいのクライマーが付いているか判断できます。
私を含めて複数いれば、レンズは私のバイクの後輪辺りを狙います。私一人であれば私をレンズの中心に捕えます。

スパートして1分もしないうちに私だけを狙うレンズが多くなりました。
「よしっ!」
そして、ここから下りの追い越し禁止区間に入りました。
後方の息遣いは聞こえてきません。

そして、幸運にも私の直前を走る人も居りませんので追い越し禁止区間とは言ってもスピードを上げてタイムを稼ぎます。
そして下りが終わる直前に前の人を捕えました。
・・がしかし、下りの後は上りが待っており折角追いついたのに、またまた離されます。(T△T)

レースも後半です。この頃には後からスタートした別カテゴリーの人達が追いついてきました。
そして、どんどん抜かれていきます。男性はもちろん、女性や子供にも抜かれました。何人に抜かれたか解りません。(TmT)
ONIさんには「走ってると自然と自分のペースに合う人が現れます。その人に着いていく事で楽になりますよ」と言われましたが、残念ながら同じペースの人はいませんでした。
ほとんど一人旅です。ある程度は一緒でも、いつの間にか千切られたり・・。

そして高梁HCで最もキツイ最後の3kmがやってきました。
170台で落ち着いていた心拍も180超えで張り付いてます。(^_^;)
前日まで悩んでいたスプロケは結局25Tを選びましたが心拍がMAXで張り付くとギヤが25であろうが27であろうが関係ありません。(なので一漕ぎで進む距離が長い25Tが正解でした)

沿道でリタイヤした方?が「大丈夫、脚は回ってるぞ」と声を掛けてくださいました。
「そうだ。確かに脚はまだ回っている」
最後の力を振り絞って最終の激坂コーナーをクリアしました。そして、ゴールまで100mの最後の直線上り。
ここでは最も大勢の方が声援を贈ってくれます。
その声援に後押しされて短いダンシングを入れて

「ゴーーーールゥーー!!」。゜゚(>ヘ<)゚

ゴール直後は息ができませんでした。吸っても肺に入って来ない。所謂、過呼吸のような状態。
極限状態を続けると肺気腫の私には日常茶飯事の出来事です。(^_^;)

これ以上回したくないのに呼吸を整えるためにペダルを踏みます。o(TヘTo)


ようやく心拍も落ち着いて吹屋小学校に到着です。
PA060112.jpg
既に、大勢の人がゴール後の余韻と、おもてなしのしし汁&コーラの無料配布に舌鼓しています。
私もなんとかしし汁(豚汁?)にありつけました。(^_^;)


先にゴールしたONIさんとボーンズさんと暫し、歓談です。
リザルトで確認すると二人の決着は15秒差でボーンズさんが勝利したみたいです。

午前10時15分から下山となりました。

ここでアクシデント勃発!!!

下山途中に19人が蜂に刺されるという被害が発生しました。

丁度私が下っている時に蜂の大群と出くわしました。
初め遠目に見た時は「落葉かな?」と思ったくらい黄金に輝くヒラヒラした塊が見えたのです。
数人前を走っている方がその塊の中に突っ込んで行き、手で振り払っているのを目撃して初めて何かの生き物だと気付きました。

そして私にも、その塊は降り掛かってきました。
腹の辺りと右肩の辺りに塊は飛んできたのですが、なんとかスルー。
一瞬の出来事だったので、特に重く考えてなかったのですが、先に振り払った方が「痛てー。腫れてきた」と話しているのが聞こえました。(スズメバチ?)
9~10月は蜂の行動が活発になる時期なんですよねぇ~。怖い~。


自分に被害が無かったので、何事も無かった様に下山します。
下山時にも地元の方が沿道に出て声を掛けてくれます。

「お疲れ様~。また来てね~。頑張ったね~」
・・うんうん、頑張ったよ~。(´_`。)

そして、また心に残る言葉を頂きました。
それは「お帰りなさい」

なんだろう?日常生活でよく耳にする言葉だけど、とても暖かく涙が出そうになりました。



下山の最終地点「ききょう緑地」に到着です。

すぐさまONIさんとボーンズさんを探すとボーンズさんを発見。
そこで聞いた言葉は・・・
「ONIさんが蜂に刺されたみたいです」
救護室で手当てを受けているみたいという事実。
「えーっ、マジで!?」
申し訳ないけど、大事と思っていなかった私ですが知り合いが被害に合ったとなれば話は別です。
刺された19人の内の一人がONIさんだったなんて・・・・。
(後で確認すれば数名の知り合いの方が被害に遭ってました)

やっとONIさんを見つけて話をすると、今から大会関係者が病院へ連れて行ってくれるという事。
その関係でレース後に温泉に入ろうと約束していた事は流れました。
(後で無事に治療が終了した事を連絡頂きました。良かったです)

PA060122.jpg
ONIさんには申し訳ないですが、丁度お昼時となり、前日から狙っていた神原うどんと備中牛バーガーを堪能しました。ヽ(^◇^*)/
PA060121.jpgPA060118.jpg

こうして、初めて出場したHCレースは終了しました。


「疲れたか?」不思議にも、そんな感じは微塵も有りません。
「出し切ったか?」これは、酷な質問かも・・・自分では瞬間、瞬間で今できる最高のパフォーマンスを出したつもりですが、終わってから振り返ると、あの時はもっと追い込めたのではないかとか、あの瞬間は楽をしたんじゃないか。など、まだまだ極限を出し切ってないようなダメだしの言葉が脳裏を過ります。
しかし、あれ以上のパワーを使っていたら、最後まで上りきれず足付きの屈辱を味わっていた事も一方の事実。


タイムは自己ベストを4分33秒縮めました。(それでもヘタレなタイムであることは間違いないですが・・)
「本番は他人と競う事でタイムを出せる」と聞いていました。
その通りになりましたが私自身の目標タイムには届きませんでした。(どんだけ伸びると思ってんねんヾ(▼ヘ▼;)


後で振り返ると、とても苦しかったレースであった事は間違いありません。初レースでテンパッていた中での好記録であると思います。
だけど、これを目標に頑張っていた自分に対して、申し訳ないという気持ちもあります。
なんだか複雑な心境でレースは終わりました。


来年も必ず出ます。
そしてタイムを6分縮める事を目標とします。
それは、途轍もなく不可能に近いでしょうが生きている限り目指します。


最後に大会にご尽力頂いた大勢の関係者様に感謝いたします。
ありがとうございました。
そして、またお会いしましょう!(*'-')b




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Comments 6

ザニアルテ  

最高のイベントですね

こんばんは。
高梁ヒルクライム、自己ベスト更新おめでとうございます。
普段上りが苦手な方でも一度参加すると、また参加したくなるイベント・・・
それが高梁ヒルクライムですね。
来年は自己ベスト短縮を目標に、ぜひ一緒に参加したいですね。

2013/10/10 (Thu) 20:10 | EDIT | REPLY |   

ヒロ  

Re: ザニアルテさん

こんばんは。
試走すればするほどタイムは短縮できるみたいですから
マジひと月に一回くらい試走しようかと思ってますwww。
平均斜度2.3%は初心者にもってこいですから、参加者も増えるでしょうね。
来年も頑張ります。

2013/10/10 (Thu) 21:33 | EDIT | REPLY |   

ボーンズ  

素晴らしい大会でしたね(^^)高梁市全体が盛り上げてくれてたみたいで僕も込み上げて来るものがありました☆
下山の際、ONIさんの後ろを走っていて一瞬赤い霧のようなものが見えて、『刺された!』の声で蜂と気づきました!どうやら廃屋に巣があったそうですが…、流石に想定外でしょうね(^^;黒いジャージだから余計に刺激したのかも(>_<)
高梁ヒルクライム大会、来年も出ます(^^)dまた、一緒に走りましょう!

2013/10/11 (Fri) 00:01 | EDIT | REPLY |   

ONI  

美味しいものを食べられたんですね
記録更新~おめでとうございます(^^)
病院に3時間も居ましたが、蜂に刺された方々と自転車談義で盛り上がりました。
蜂仲間で、記念写真を撮り来年も会場で…お約束しました。
来年は、温泉~(*^^*)いくぞ~
ヒロさん~来年もスタートは、先頭 ポールポジションですね。
お互いに進化出来るジイさんをめざしましょう(^_^)v

2013/10/11 (Fri) 05:01 | EDIT | REPLY |   

あすな  

遅くなりましたが、お疲れ様です。
結果に満足できましたか?
来年は僕も出るんで、ぜひ勝負しましょう(笑)

2013/10/12 (Sat) 18:19 | EDIT | REPLY |   

ヒロ  

Re:

<ボーンズさん
こんばんは。
来年は蜂対策が必要ですね。蜂除けのために臨時漕会のジャージのホワイトバージョンを作りますか。
来年も是非、お願いします。

<ONIさん
こんばんは。
自転車クラスタは同じ穴のムジナでみんな仲良しになるんですよね。
後から思うと先頭は良かったと感じてます。
イベントは楽しまなくちゃぁねぇ。サプライズや想定外も楽しみの一つですから。
進化のジジイ・・・いいですねぇ。進化しましょう。(^_^;)

<あすなさん
こんばんは。
結果には満足してません。まだ改善の余地はあると感じてます。
宣戦布告ですねwww
あすなさんとは年齢が違いすぎますから1歳につき2分くらいハンデを下さいね。(^_^;)

2013/10/12 (Sat) 20:12 | EDIT | REPLY |   

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