高級パーツの落とし穴
そろそろかなぁ~?
って気になってたあれですが・・・。
皆さん、こんばんは。
2010年1月にPINARELLO FP1を購入したのが始まりです。
今のようなロードバイクブームが始まる以前の事で、当時はピチピチモッコリのジャージが世間様の好奇の目に晒されたものです。www
それが今や、老若男女問わずロードバイクは市民権を得た感がありますね。
FP1はアルミのフレームにSORAのコンポーネントがセットされてました。(当時は9速)
ホイールは永遠の名作、シマノR500。www
そして4年後の2014年3月に現在のWilier cento1 airを手に入れました。
・・そして、そのまた4年後の今年3月・・。
そろそろかなぁ~。
PINARELLO DOG・・・・
じゃなくて・・・・
日本で最高技術の粋を集めた、SIMANO DURA-ACEの・・・・・・
チェーンかよっ!ヾ(▼ヘ▼;)
はいはい(^_^;)、勿体ぶってしまいましたが単なるチェーン交換です。
cento1 airも4年が経ちました。
これまで消耗系のパーツはタイヤくらいしか替えてません。
まぁ4年経過してますが距離を走ってないので大丈夫かと思ってますがヘタレ脚力のため、アウター×ローも多用しているので、もうそろそろチェーンも交換時期かもって思っていた矢先に、いつも参考にさせて頂いている「IT技術者ロードバイク日記のこの記事」で、シマノのパーツが値上げするらしいって事を知りまして、ポチリました。
CN-HG901-11には、コネクティングピン仕様とクイクッリンク(ミッシングリンク)仕様がありますが、以前のPINARELLOの時にミッシングリンクを付けていて洗浄時などには便利だったので、今回はクイックリンク仕様を選択しました。
※実はこれが失敗で・・・
では、早速デュラチェーンに交換していきましょう。
まず始めに用意したのはコレ↓
どこの家庭にもある洗濯用ハンガーピンチ??。
いえいえ必要な物は、これを分解したこの部分↓
ペンチでギューっと引っ張って伸ばしておきます。
それを現在使用中のチェーンに引っかけて、チェーンがたるんだ部分をチェーンカッターでプチンッと切ります。
こんなチェーンフックはチェーンカッターに付属してたり、別売りでも売ってたりしてますが、要するにチェーンをギューっと引っ張っておければいいので、お金を出してまで購入するのもアレだからね。
因みに、私が持っているチェーンカッターはPINARELLO時代の7~9速対応の古いやつなので、こんな気の利いたフックは付属してません。それに「7~9速対応」って事なので、11速の薄っぺらいチェーンが切れるのか?って不安でしたが問題ありませんでしたよ。(*'-')b
はい、これね↓
現行チェーンはULTEGRAグレードの11速用です。
4年乗って1万kmにも及ばないくらいの距離しか乗ってませんが、新品より5mm近くは伸びてたみたい・・。
シマノ的には5000kmが交換リミットらしいけどね。(^_^;)
これくらいの伸びって要交換レベルなのか?チェーンの伸びを計る物差しみたいなのがあるけど、購入するほど必要な物でもないしね・・。
まぁ伸びてる事は事実なので良しとしよう。
パーツ交換時、自転車乗りが必ず行うルーチン作業をやっておきましょう。www
左:ULTEGRA 238g 右:DURA-ACE 232g その差6g(同じコマ数)
・・・・油と汚れの差とちゃうか?(-_-;)
2つの違いは、基本的にピンが中空になってる事とローラー部分もシルテック加工されてる点。
重さだけで言えば、ピンの中空ってのは効果有りなんでしょうね。
※ほらね。ピンが中空になってる証拠写真だよ。
ではクイックリンクで繋いで作業終了としましょうか。
・・・・・・ん?
・・・・・・・・・・・・うっうぅぅぅ んんっ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・だから、その・・きっつぅぅぅ。
つかんっ!!!。・゚((T◇T゚)゚・
クイックリンクって、こんなにキツかったっけ?
PINARELLOの時は、脱着なんて手だけでも簡単だったのに・・。
ラジオペンチを突っ込んでグイッと広げてもビクともしやがらん。
確かにネットでは「めっちゃ硬い」「手が死んだ・・」なんてコメントがいっぱいなんだけど・・。
まぁ、言うほどじゃないでしょうって軽く考えてたのが大間違いだった・・・。
どう頑張ってもビクともしないので、諦めて専用工具をポチッとしました・・・・・。(TmT)
※バイクハンド ミッシングリンク用マスターリンクツールYC-335CO 送料込で1000円くらい。
2日かかって到着。
さてと、クイックリンクをガッツリ入れ込みますかねぇ。
・・・・・・・・?
・・・・・・・・・・・・んっ?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・おまっ、マジで・・・???
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アッカーンっ 。゚(゚´Д`゚)゚。
ムギューって引っ張っても入らない。 マジか・・。
下からあてがうと力が入らないので、今度は上からムギューって・・・。
それでもダメ・・。
ハアハア・・。ここは一度落ち付いて、はじめからよく見てやろう。
ジーーッと、リンクと工具を観察すること2分。
工具には閉じる幅と、開く幅を制限するようにストッパーが付いてはる・・。
リンクを付けるには、工具の先をチェーンの隙間に突っ込んで、ギュッと開いてやるのですが、この開き具合がチェーンのコマ間隔と見た目では、ほぼ同一みたい。
確かめるために、別のコマ部分に工具を差し込んでみると、幸いに若干ではあるけど工具の開き幅の方が広かった。 ❤
そうと解れば、もう一度しっかりと工具を固定して、両手でムギューっと引っ張りました。
「パチッ!」 \(//∇//)\ヘナヘナ
心地よい音がしました。
もうマジ開き幅MAXでなんとか入りました。(^_^;)
※ご指摘を頂き、ミッシングリンクの向きが逆になって事が判明しました。この画像は間違っているので、ご注意ください。
ガチャガチャやってたのと、老眼が進んでおりますので、よく見えてないようです、、。(T▽T)
結構、苦労しました。
安物買ったからなぁ~。でも、アマゾンの商品説明には「ミッシングリンク着脱工具」って書いてんだよ。
「着脱」って事は、取りつけたり取り外したりできるって事だよね。
まあ付いたからいいけど、付かなかったら糞文句のレビュー書き込んでやろうと思ったわ。
高価だけどシマノの工具を買っとけば、こんな苦労もなかったんだろうけどね。でもこの先、何回使うか解らない物に高額な投資はできないしね・・。
ギリギリだったので、完全にセットできているか確認のため、他の部分のコマ幅と測り比べました。
100均のノギスなので精密性に問題はあるけど、他のコマ幅と同じでした。(^_^;)
うーん苦労したけど、これが高級パーツ(デュラ)が高級である所以なのか・・・。
高級パーツ=極限まで研ぎ澄まされた精度と機能。
それが故に扱いもシビアだし、専用ツールも必要になってくる等、なんやかんやで単なるパーツ交換とは、いかなくなっくるんだろうね。
チェーンみたいに構造が単純なパーツはまだしも、これがコンポなどメカメカしい物になってくると、私みたいなド素人ではメンテごときでも、手が出せなくなるんだろうね。
技術も向上して「メンテナンスフリー」ってのも出てくるだろうから、どっちみ手を出すことは無いのかもしれないけどね。
これが高級パーツの落とし穴かもよ。
・・なんてチェーンひとつで言うもんじゃないけどね。(^_^;)
さあさあ、週末はデュラデビューや。
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